ネットショップを運営するのにHTML等は必須ではありません。
ですが、基本的なスキルを身に付けておくと運営が楽になることがあります。
今回はネットショップ初心者の方向けに、最低限押さえておきたいHTMLのお話です。
まず初めに
本記事は、WEB初心者の方、ネットショップをこれから開業する予定の初心者の方、またはすでにネットショップを運営しているがHTML未経験者の方が対象となります。
HTMLとは?
HTMLとは簡単に言うとプログラミング(正確にはマークアップ言語)のひとつで、ホームページやネットショップ作成の際に用いられるものです。
プログラミングと聞くと「なんだか難しそう…私には無理」なんて懸念される方も多いかもしれませんが、今回お話する内容は初めての人でも身に付けやすいよう、押さえておきたいHTMLをピックアップしてご紹介いたします。
押さえておきたい最低限のHTMLとは?
HTMLは様々なものが存在しますが、ネットショップ運営時に押さえておきたい最低限のHTMLは以下の通りです。
- 改行をいれるもの
- 画像を表示するもの
- リンクを設定するもの
以降で一つずつご紹介していきます。
改行を入れるHTML
文章の途中で改行したい時や、文章と画像の隙間を空けたい(スペース)時には、「br」というHTMLタグを使うと簡単です。
brタグの使い方/サンプル例
こんにちは。<br> 本日は快晴ですがとても寒いですね。<br> これでは中々洗濯物も乾かないかもしれません。<br> 室内干しは避けたいものです。
画像を表示するHTML
ネットショップで欠かせないのが商品画像やバナー画像ですが、基本的に画像を表示する場合は「img」というHTMLタグを使用します。
ネットショップ開業サービスによっては、商品登録をおこなうだけでトップページなどに自動的に商品画像が表示される場合がありますが、この表示についてもimgタグが用いられています。
ネットショップによりオリジナル性を加えたり、好みのデザイン等にする場合、imgタグは必要不可欠です。
そのため身に付けておけば、バナー画像の差し替えや更新なども自分自身で行うことができます。
imgタグのサンプルコード
<img src="ここに画像のURLを入れる">
リンクを貼るためのHTML
文字や商品画像、バナーなどをクリックすると別のページに遷移することがあります。
これは飛び先のリンクが貼られている(設定されている)からです。
リンクを貼るためのには、「a」というHTMLタグを使います。
aタグのサンプルコード
<a href="遷移先のURLを入れる">任意の文字テキスト</a>
閉じタグで最後をしっかり囲まないと、ページの表示が崩れたりとエラーを起こす原因になります。
ネットショップのちょっとした更新作業に
上記でご紹介したHTMLタグを覚えておくことで、ちょっとした更新作業時の役に立ちます。
例えば、ネットショップ作成サービスには、基本的に管理画面が用意されており、デザインを設定したり編集したりすることができます。
中には、HTMLを直接編集できるエリアがあり、中身を見るとimgやaタグなどが記述されています。
その部分を編集してあげることで、画像やリンク先を変更することができるわけです。
まとめ
ネットショップでは商品が主役ですので、商品画像を表示する為のimgタグは必要不可欠ですし、リンクを貼るためのaタグも、目的のページに飛ばしたい場合に必須といえます。
当方はネットショップ制作を行っているため、お客様からのご依頼を受けることも多いのですが、納品後「自分自身で更新作業を行いたい」というオーナー様もいらっしゃいます。
そういったお客様の中には、HTMLスキル等に不慣れな方も多くおられるのが現状です。
そういった経緯もあり、今回は初心者の方でも抵抗なく覚えやすい、最低限押さえておきたいHTMLをご紹介させていただきました。
少しでもご参考になれば幸いです。