「自社ECのデザインをヤフーショップに移行したい」「トップページだけでなくカテゴリページもデザイン性のあるものにしたい」など、ヤフーショッピングを制作する上で元々あるデザインをベースにおこないたい場合もあると思います。
既存デザインや作りの確認
まずは、既存デザイン(自社ECや他モールなど)がどのような作りになっているか確認をおこないます。
例えば、楽天ショップなどのモールからデザインを移行する際は、仕様的に近い部分があるため移行しやすい場合があります。
一方で、自社ECなどはモールに比べてデザインの自由度が高いため、作りこまれているショップ様が多い印象です。そういった場合、移行する際には慎重に進める必要があります。
古いデザインには注意が必要
また、中には「自社ECやサイトなどのデザインが10年以上前のもの」というケースもあるでしょう。
かなり前のものだと、稀にtableタグなどを用いてレイアウトを組んでいたり、現在あまり使用することの少ないHTMLタグで作られている場合もあるので注意が必要です。
専門やプロの方にお願い
もし、自身で既存デザインや作りの確認が取れない場合は、その業界に精通している専門の方や制作会社などにお願いして確認を取ってもらうようにしましょう。
ヤフーショッピング仕様の確認
既存サイトの作り(デザイン含め)を確認できたら、次におこなうことはヤフーショッピングの仕様の確認です。
主に以下のようなことが挙げられます。
- 既存デザインを反映(移行)できるか
- 反映できるとしたら、どんな方法でどこまで可能か
- 反映できない場合、代替案はあるか
など。
ヤフーショッピングの場合、通常のWEBサイト制作とは異なり、使用できるHTMLなどに制限が設けられています。
そのため、制限がある中で既存のデザインをどこまで反映できるのか、という部分を確認することが大切です。
既存のデザインによっては、移行できないといったケースも少なくありません。
そんなときは、代替案が必要な場合もあります。
デザインにこだわるならトリプル
前述で、制限が設けられている、とお伝えしましたが、「トリプル」という機能を使用することで、より自由度が高いデザイン制作をおこなうことができます。
ただし、こちらは有料オプションとなっているため、使用する際には月額費用がかかる点に注意が必要です。
トリプルについて詳しく知りたい方は以下のページもご参考にしてください。
カテゴリ設定や商品登録
忘れてはいけないのが「カテゴリ設定」や「商品登録」です。
デザインを移行する際に、カテゴリページや商品ページのリンクが必要になる場合は多いので、情報を整理して早めに準備しておくと良いでしょう。
商品登録の際、注意したいのが商品画像です。
商品画像1枚目はヤフーショッピング内でルールが設けられているので、それに準じた内容で商品画像を作成し登録する必要があります。
初めてヤフーショッピングを始められる人は、しっかりとルールを把握し商品登録の作業をおこないましょう。
デザイン制作、反映
計画的に構築をしないかぎり、既存のデザインをそのままヤフーショッピングに移行(反映)することは難しいので、ヤフーショッピング用に制作をおこなうことがベターです。
その際、気にかけておきたい点は以下の通りです。
- 文字数を意識する
- コードをシンプルにする
- スマホサイトを意識する
など。
前述で「制限が設けられている」とお伝えしましたが、HTMLタグ以外にも様々な制限があります。
その中で気をつけたいのが「文字数制限」です。
デザインを反映するエリアには、文字数制限があり、その制限は各エリアによって異なります。
そのため、制作をおこなう際は、コードをシンプルする工程(場合によってはデザイン変更)も大切です。
まとめ
今回は、既存サイト(自社EC)のデザインをヤフーショッピングに移行する際、大まかな流れとポイントを踏まえてお話しました。
ショップのデザインで売上が大きく変わることもありますので、すでに売上が出ている自社ECなどがある場合、そのサイトの既存デザインを移行したい方も多いと思います。
また、実店舗をお持ちの方やお店のコンセプトにこだわりがある場合など、ブランディングを意識したショップ制作も必要です。
そういった意味では、制限のあるヤフーショッピングで表現できることは限られますが、国内3大ECモールのひとつになるため、可能な限り対応したいところです。